令和5年12月5日、岡崎市議会では重要な議題が取り扱われた。
本市の資源利用について、荻野秀範議員が具体的な質問を行った。木材と石材の活用がテーマで、特に市産材調達管理基金の利用状況が報告された。経済振興部技術担当部長の香村尚将氏によると、令和5年度には公共施設などで56.2立方メートル、1,600万円分が市産材として利用されたとのことだ。
また、荻野議員は国産木材と外国産木材の二酸化炭素の吸収能力の違いについても質問。環境部長の新井正徳氏は、国産ヒノキが外国産木材よりも多くの二酸化炭素を貯蔵できることを示した。これにより、国産材を活用することが環境保全に繋がるとの認識が深まった。
次に、野々山雄一郎議員は自治体広告について言及した。本市でも多様な広告収入が見込まれる中、広告の選定基準や今後の方針についての意見交換がなされた。財務部長の伊藤雅章氏は、広告収入が市民サービス向上につながると強調した。
災害対策に関して、土谷直樹議員は市民に対する防災教育の強化や消防団の訓練体制について言及した。消防団長の山崎武利氏は、体制強化の重要性や研修の効果について説明し、一層の対応策の必要性が認識された。
また、教育分野において、廣重敦議員が長期的な教育改革の重要性に触れ、教員研修の取り組みや効果が報告された。具体的には、教師力向上研修が多くの教員に支持されており、今後もさらに深化させる方針が示された。
最後に、鈴木英樹議員が学校施設の空調整備の必要性を訴え、特に体育館の空調設置の進捗状況について質した。教育部長の二村雅志氏は、空調導入に向けた基礎調査を急ぐと約束した。