令和3年11月9日に岡崎市議会の臨時会が開催され、重要な案件が審議された。
特に注目されたのは、地域振興政策として提案された「MICE検討特別委員会の設置」および「ゼロカーボンシティ推進特別委員会の設置」である。この2件については、議員からも活発な意見が寄せられた。
加藤義幸議員は「MICE検討特別委員会の設置について」提案し、スポーツツーリズムを含む地域振興策を審議する必要性を強調した。彼は「新型コロナウイルスの影響を経て、地元経済復興に向けた施策が求められる」と述べた。これに対し、鈴木雅子議員は「既存のコンベンション施設を利用する方向性も考慮しなければならない」との見解を示した。
次に、ゼロカーボンシティ推進特別委員会の設置について、加藤議員は「2030年度の温室効果ガス削減目標を達成するため、市民の協力を得る施策が重要」と述べ、委員会設置の必要性を語った。また、さまざまな意見が出され、賛同を得て、両特別委員会の設置が承認された。
さらに、議長及び副議長の辞職という重要な人事があり、鈴木静男議員、柴田敏光議員がそれぞれ辞職願を提出した。これにより新たに加藤学議員が議長に選出され、中根武彦議員が副議長に選ばれる結果となった。加藤議長は「市民の声を反映し、開かれた議会を目指す」と力強く挨拶した。
このように、議会では新しい役員が選出され、地域発展のための新たな施策に向けた第一歩となる決議が相次いで行われた。議員たちの協力のもと、岡崎市の未来に向けた取り組みが進むことが期待される。