令和4年11月9日に行われた岡崎市臨時会では、さまざまな重要な議案が審議されました。
まず、議長の加藤学氏が開会に際して挨拶し、「議会運営上重要な役員の改選を含む議案の審議を慎重に進めるようお願い申し上げます」と述べました。市長の中根康浩氏も、本臨時会における議案の御審議に感謝を示しました。
会期は1日と決定され、続いて日程第3で岡崎市議会会議規則の一部改正が提案され、原案の通り可決されました。この改正は、議会の運営をより円滑にすることを目的にしています。
次に、承認第3号「令和4年度岡崎市一般会計補正予算の専決処分について」が説明されました。本案は、9月の台風15号による被害の復旧に関連し、712万円の追加予算が計上されます。市民安全部の桑山拓也氏は「被害状況について、住家や道路に影響を与えた」と報告しました。これに対して質疑が行われ、議員からの様々な質問に対し、詳細な回答がありました。
また、第107号議案「令和4年度岡崎市一般会計補正予算(第11号)」も議題に上がり、歳入に6億2,202万3,000円の追加が決定されました。これに対する質疑では、障がい福祉介護ロボット等導入支援事業補助業務について補助対象事業者が1事業所であることから、その理由や周知の方法が問われ、市民安全部の桑山拓也氏が「現場に情報が届いていない可能性がある」と述べました。
続いて、省エネ家電製品設置費補助業務及び新エネルギーシステム設置等補助業務が説明され、家庭での省エネ製品の普及と、環境意識の向上を目指すことが確認されました。これにより、岡崎市がエネルギー効率の良い製品を利用することに寄与する意義が強調されました。
最後に、役員改選が行われ、杉浦久直議員が新議長に選出されました。杉浦氏は「開かれた議会を目指し、職務に全力を尽くす」と決意を述べ、閉会を迎えました。市民に心を寄せた施策を進めていく姿勢が益々求められる状況です。