令和3年12月17日、岡崎市議会が開催され、各議案および請願について審議が行われた。特に注目すべきは、第83号議案に含まれる補正予算案および新設される感染症小児科に関する議論だ。
初めに、総務企画委員会が報告した第83号議案では、令和3年度一般会計補正予算が提案された。その中で、ふるさと納税を利用した施策が話題に上り、「今年度は寄附金で初めて2億円の達成を目指す」と言及したのは三宅健司総務企画委員長であった。
一方、感染症小児科の新設については、「約80%の小児患者が感染症による入院を要すると思われる」と、野々山雄一郎福祉病院委員長が強調した。この新設は、子供たちに質の高い医療を提供するうえで大きな意義を持つとされている。
また、請願についても議論があり、社会保障の施策拡充を求める声が上がったが、ほとんどの請願が不採択となった。その中で、「差押え禁止財産となる児童手当などを差し押さえた事例はない」との説明があり、適切な支援が行われていることが確認された。
議会の締めくくりとして、会期の延長が決議され、今後の議案審議のために議会は12月21日まで延長された。これは新たな議案の提出が予想されることからの措置である。
そのほかにも、財政に関する議題や市民安全部からの報告もあり、岡崎市政が厳格な財政規律に基づいて進められている姿勢が垣間見えた。出席した議員からは、市民生活に必要な施策をしっかりと確保していくことが求められていた。