令和5年6月岡崎市議会定例会において、様々な重要議題が取り上げられた。
まずは、地域福祉センターに関する現状と課題が報告され、本市の福祉部長・阿部田洋氏は「中央地域福祉センターの浴室が利用中止となっている」と述べ、その理由に老朽化を挙げた。
続いて、学校給食に関する質問では、日本共産党の中根善明議員からの提案で、全国の他自治体が実施している給食費無償化についての見解が求められた。教育部長の二村雅志氏は「全国的に広がりを見せているが、本市としては急激な制度変更は難しい」と回答した。
さらに、教員の働き方改革についての議論があり、教員をサポートする人材の重要性が再確認され、教員以外のサポート人材の配置状況について教育監の小田英宣氏が説明した。
加藤嘉哉議員からは待機児童対策に関しても質疑があり、こども部長・滋幸氏は「現在の待機児童数は39名」と報告。引き続き待機児童解消のための施策の強化が求められた。
若年層のインターネットトラブル対策の取り組みについては、土谷直樹議員からデジタル教育の重要性が強調され、情報モラル教育の充実が求められた。福祉部長は、児童たちの状況を把握するための取り組みを紹介した。
また、ヤングケアラーに対する支援の必要性についての質問も数多く上がり、市長・中根康浩氏は「社会全体で把握し支援する必要がある」と述べた。
その後、認知症施策についての問題提起が続き、認知症サポーター養成講座の現状や地域包括支援の必要性が議論された。
最後に、マンホールサミットの開催が予定されており、全国からの来場者増加が期待される中、アクセスや食事、参加者の安全などの確保について、構想が示された。