令和5年9月29日に開催された岡崎市議会定例会では、第2号議案「岡崎市議会の議員報酬に関する条例改正」が審議され、可決された。この改正は、長期間会議を欠席した議員の報酬支給に関するルールを明確にすることを目的としている。提案者の小木曽智洋議員は「住民の信頼に応えるため、議員が誠実に職務を遂行することが求められている」と強調した。
このほか、議員提出の第4号「教師定数改善計画の早期策定と義務教育費の国庫負担制度の堅持及び拡充を求める意見書」の提出も行われた。磯部亮次議員は、教育現場の課題であるいじめや不登校の解決に向けて「定数改善計画の策定が必須であり、子供たち一人一人に寄り添った支援が求められている」と述べた。
ごみ減量推進特別委員会の井村伸幸委員長からは、同委員会の調査報告も行われた。近年のごみ問題について、資源の効率的利用を促進する循環型社会への転換が求められている中、具体的な提言として「剪定枝のチップ化やマイボトルの推進」を挙げ、市の更なる取り組みを要望した。
また、認定第1号「令和4年度岡崎市一般・特別会計の決算認定」を含む外3件についても審議され、いずれも全会一致で可決された。認定報告では、庁内の対応や事業運営について厳しい評価も交えつつ、特に大河ドラマ「どうする家康」の放映による地域活性化の効果が期待され、今後の観光戦略に寄与することが確認された。