令和4年6月7日、岡崎市議会の定例会が開催され、様々なテーマが議論された。
自転車や歩行者に優しいまちづくりが重要な議題の一つに挙げられた。野々山雄一郎議員は、自転車通勤や通学のためのインフラ整備の必要性を訴え、特に日名橋線や明代橋線での交通状況について質問した。都市政策部長の鈴木広行氏は、令和3年度の交通調査結果を示し、該当路線での自転車利用者が多数を占める現状を報告した。さらに、日名橋線や明代橋線に自転車通行空間を整備する計画を明らかにし、安全性向上のために国土交通省のガイドラインに基づいた整備に取り組む意向を示した。
運転免許証の自主返納についても意見が交わされた。加藤嘉哉議員は、高齢者の交通安全のために免許返納を促す必要性を訴え、補助制度の充実を求めた。市の方針としては、高齢者の公共交通利用促進と、返納後の移動手段確保のための取り組みが強調された。
また、岡崎市の運動場とマラソンの現状についても質問があった。杉山智騎議員は、市の運動場について、新たなナイター設備の必要性や、マラソンイベントの拡充に向けた意見を述べ、現在の整備状況の報告を受けた。
岡崎市が「みんなでキレイにやろまいキャンペーン」を実施している中、その進捗状況についても報告があった。環境部長の新井正徳氏によると、キャンペーンへの参加者が増えつつあり、新規登録者の拡大が課題であることが言及された。
さらに、自転車駐輪場の利用料について、鈴木雅子議員は市民の負担感を訴えた。市は、公共交通機関の利用促進を狙っており、利用者からの意見を重視する姿勢を示した。
全体的に、市は地域ボランティアとの連携を図りながら、公共施策の充実と市民の生活向上を目指している。