岡崎市議会は令和元年6月定例会を開会し、様々な主要な議題について論議された情報が報告された。
まず、簗瀬 太議員は「政策ベンチャー2030」についての質問を行い、特に昨年度の取り組みと今後の進め方に焦点を当てた。簗瀬議員は「現在の日本は技術革新の波によって変革が求められていると述べ、国土交通省が立ち上げたこのプロジェクトを通じて、岡崎市の若手職員による政策提言が期待される」と強調した。実施された政策ベンチャー2030では、実践的な議論を通じて、岡崎市の未来を見据えた活動が展開され、結果として次期経営計画に向けた重要な視点が得られた。
次に、「岡崎市プログラミング学習」に関して、教育長の安藤 直哉氏は、カリキュラムの特長について説明した。「新学習指導要領の実施に伴い、プログラミング教育が必修化される中、岡崎市が全小学生に対し、論理的思考力や情報活用能力を育成するためのプログラミング学習を先駆けて導入した」と述べた。
また、人生会議「もしものときのために」についても話及ばれ、この取り組みは高齢者における医療・介護に関する重要な問題であり、藤田 福祉部長は「この取り組みを通じて、個々のニーズに基づいた医療の提供が可能となる」との見解を示した。特に、地域での意識の高まりについても述べ、今後も行政として積極的に地域に浸透させていく意義が強調された。
議論はまた、生活習慣病対策、選挙啓発と続き、生活習慣病対策に関しては、特定健康診査の受診率向上策や、選挙啓発については、先進的な取り組みとなる学生選挙サポーター「エレサポ」の活動が紹介された。小木曽 智洋議員は「安全・安心なまちづくり」をテーマに、防犯カメラの設置状況やその効果についての具体的な調査結果を述べ、市全体での防犯対策における意義を訴えた。
議会の最後に、公共交通の改善と地域コミュニティの振興に向けた取り組みとして、赴任した地域活動などが紹介され、引き続き市民参加型の施策に舵を切る姿勢が確認された。特に、地域の宝物である地域活動団体との連携が強く望まれており、持続可能な地域振興が実現されることが期待される。議会全体では、岡崎市民の生活向上に寄与する多様な視点からの施策が議論され、具体的な次のステップへと進むことが期待されている。