令和元年11月12日、岡崎市議会臨時会が開会した。議会では役員の改選や新たな特別委員会の設置が議題となり、各議員の意見が交わされた。
開会にあたって、議長の太田俊昭氏は、「議会運営において重要な役職の改選が行われる」と強調し、議員に慎重な審議を求めた。その後、市長の内田康宏氏も挨拶し、役員改選が市政の発展に寄与するとの期待を述べた。
まず、日程第1の「会議録署名議員の指名」では、磯部亮次議員と畔柳敏彦議員が指名された。続いて、日程第2で会期が「本日1日」と決定された。
日程第3の「総合計画等検討特別委員会及び健幸まちづくり推進特別委員会の廃止」に関しては、議長が両委員会の調査が完了した旨を伝え、異議なく廃止されることが決まった。
次に、日程第4では議員提出の第9号「地域内交通検討特別委員会の設置」や第10号「ＭＩＣＥ誘致検討特別委員会の設置」が提案された。特に地域内交通について、加藤学議員は「公共交通システムの必要性」を訴えた。これに対し、特別委員会設置の賛同が寄せられ、採決により可決された。
さらに、議長辞職の件が追加議題として取り上げられ、太田俊昭議員の辞職が許可され、新たに簗瀬太議員が議長に選出された。簗瀬議長は、「市民の信頼に応える開かれた議会を目指す」との意気込みを示し、議会活動の活性化に努めることを誓った。
続いて、副議長選挙が行われ、加藤学議員が副議長に選出された。彼は「議会の活性化に全力を尽くす」と誓い、議会の役割の重要性を再確認した。
他にも常任委員会の委員、議会運営委員会委員などが指名され、議会の運営体制が整った。最後に、岡崎市監査委員の選任や模範造林組合議員の選挙が遂行され、全議題が終了した。
この臨時会は市政にとって重要な意思決定の場であり、今後の議会活動に大きな影響を与えることが予想される。これにより岡崎市議会は新たな一歩を踏み出したといえる。