令和5年6月の定例会では、日進市が抱える重要な課題について多くの議論が交わされました。市民自治活動に関連する条例案や、公共交通の拡充、さらにエンディングノートの配布など、さまざまなトピックが話し合われました。
まず、市内の公共施設におけるWi-Fi環境について取り上げられました。田中とおる議員は、施設によってWi-Fi環境に差が出る理由を問いました。総合政策部調整監によると、市と指定管理者それぞれが契約を持っているためですが、さらなるWi-Fiの充実が必要と強調されました。
次に、生活安全部長が生活保護制度の改訂について説明しました。生活保護基準の見直しが行われるということで、支援が必要な市民への影響が懸念されます。この改訂については、議員たちから疑問が呈され、引き続きその影響を注視する方針です。
また、くるりんばすやデマンドタクシーなど、高齢者の移動支援策が強調されました。地域住民による主体的な取り組みが評価されています。特に、五色園地区では、マッチング型移動支援が行われており、地域の特色を活かした移動支援が広がっているとのことです。
加えて、議案第44号の道の駅に関する工事契約についても問われました。香久山の橋の位置付けや今後の工事内容が詳しく語られ、住民からの意見交換も重要視されていることが再確認されました。
このように、多岐にわたる議題が取り上げられ、各々の提案や意見が活発に交わされた定例会となりました。今後も、市民の声を受け止めながら、より良い日進市を目指していく努力が求められていると感じます。