杁北市では、令和元年第3回定例会が開催され、様々な重要事項が議論された。
まず、生徒の安全を守る通学路について語られ、特に梨の木小学校東の横断歩道の危険性が指摘された。議員からの質問に対し、建設経済部長は、信号機の設置には様々な規制があり、公安委員会からは設置が難しいとの見解があると答えた。交通指導員の配置を通じて、子どもたちの安全を守っている現状は評価されているが、今後の改善が求められている。
次に、英語教育についての質問では、小学校での英語指導の現状が話し合われた。英語専科講師の配置が3名、ALTが4名とされ、7人で870時間の授業が行われている。しかし、教員の英語に対する不安がある実情も踏まえ、今後の対応が必要となっている。教育部長は、来年度に向けて、ALTsの増員を検討していると述べた。
また、ひきこもりや不登校の問題にも触れ、その背景にある経済的な課題についても言及された。こども福祉部長は、様々な支援策を検討しており、特に子どもへの教育支援や親の経済自立のための取り組みが重要であると強調した。
道の駅の開設についても話題に上り、その計画に対して市民からの期待が寄せられていると報告された。特に地域の活性化に向けた商業施設の誘致や、利便性の向上が待望されている。市長および関係部長は、その重要性を認識しており、さらに進めていく意思を示した。
森林環境税の創設も注目を集めており、これを活用した森林整備やバリアフリーの取り組みが期待されている。日進市内での実態把握が行われており、心のケアや地域の交流なども取り組みとして進められている。地域の人々の直接的な支援が求められており、今後の施策が待たれる。
各議員の発言から、日進市は教育、福祉、地域活性化を目指し、幅広い施策を展開することが求められていると感じられる。特に、地域住民が活躍できるような環境整備が急務であり、さらなる取組みが期待される。