令和3年3月、蒲郡市議会は定例会を開会した。
この会議には、予算案や市民の生活を支えるための重要な計画が提案されている。まず、令和3年度の当初予算は、一般会計312億1,100万円で、前年度との比較で11億8,000万円の増加を見込んでいる。これに対し、鈴木寿明市長は「市民の命と生活を守るため、効率的な施策を進める」と述べた。
特に新型コロナウイルス感染症対策には力を入れ、ワクチン接種体制を整備することが強調された。市長は、「市民が安心して接種できる環境を整えるため、医療従事者の確保に全力を尽くす」と明言した。更に、教育分野ではGIGAスクール構想を推進し、タブレット端末の配布やICT支援員の配置を行い、教育環境の向上に努める。
また、モーターボート競走事業についても重要な議題として取り上げられた。競走事業は市の財政に寄与し、市民参加のイベントとしても重要である。鈴木市長は、地域振興と観光資源の活用を通じて、さらなる経済活性化を図っていく意向を示した。