令和6年第2回定例会において、さまざまな重要課題が浮き彫りにされた。
早川喬俊議員が本市のカーボンニュートラルへの対応について質問し、市の取り組みが問われた。これに対して、市は2030年までに温室効果ガスの排出を半減する目標を掲げたが、その実現に向けて具体的な計画が必要とされている。さらに、堀内重佳議員は人口減少や少子化への取り組みについて尋ね、現状を憂慮する声が上がった。市はその深刻さを認識し、住みよい環境作りや子育て支援の強化を考えているとのことだ。
井川郁恵議員は健康づくりにかかる取り組みについて質問を行い、特に第3次とよかわ健康づくり計画の進捗状況を確認した。この計画では、地域住民が主体的に健康を考える機会を創出し、健康意識の向上を図ることが目的とされている。一方で、松井俊満議員は人材育成とその活用について言及。地域を支える人材の確保が今後の地域発展にとって重要であると訴えた。
さらに、深谷崇允議員は豊川市の体育施設の利用状況について言及し、利用者を増やすための工夫が求められていると強調した。鈴木佳孝議員はスポーツの祭典について質問し、イベントを通じて地域コミュニティがさらに活性化することを期待していた。
加藤典子議員は性の多様性に関する理解促進について取り上げ、社会全体での理解が重要であると訴えた。林正子議員は豊川市指定避難所におけるペットの同行避難について質問し、災害時のペット同伴の必要性を強調した。これに加え、安間寛子議員は包括的性教育の実施と不登校の児童生徒に向けた支援について質問、義務教育の充実に向けた提案を行った。
佐藤郁恵議員は防災対策について言及。能登地震の教訓を踏まえた政策の見直しが求められる中、陸上自衛隊の再編について議論が進んだ。
最後に、倉橋英樹議員は公共事業に関わる書類の簡素化を提案し、八木月子議員は公園の駐車場問題を取り上げた。また、奥澤和行議員は財政健全化と本市の将来像について見解を求め、地域の持続可能性が問われる展開となった。