蒲郡市議会の定例会では、働き方改革や交通安全対策について活発な議論が行われた。
特に、新実祥悟議員からの働き方改革に関する質問に対し、企画部長の大森康弘氏は、働き方改革関連法施行からの取り組みについて説明した。具体的には、長時間労働の是正や年次有給休暇取得の義務化、ノー残業デーの制度などが導入された。なお、最近の時間外勤務の状況は、令和4年度に平均12時間で、コロナ対策業務の影響で削減が課題となっていると述べた。
また、自転車事故の問題についても言及。市民生活部長の飯島伸幸氏は、令和4年の自転車事故状況として、63件の事故が発生したことを報告した。ヘルメット着用義務化や自転車安全利用五則の周知を通じて、自転車の安全な利用が進められることが重要だと強調された。
さらには、投票所での支援や、障害者に対する郵便投票制度の詳細についても質疑が行われた。市民からの投票支援カードの提案も受け、今後の導入検討が示唆される。
最後に、ナビテラスでの物販、ふるさと納税自販機設置など地域振興策が紹介され、特にコミュニティバスの運行は、今後6地区目として西浦地区でも開始予定で、市民の足を確保する拡大が期待されている。
このように、蒲郡市議会では市民生活の質向上に向けた様々な施策が進められ、議員たちがそれぞれの持場で積極的に提案し合意形成が図られていることが印象的であった。