令和5年9月11日に開催された蒲郡市議会では、男女共同参画プランや熱中症対策、GIGAスクール構想など多岐にわたる施策が議論された。特に男女共同参画プランでは、地域の合意形成を進めることが重要視されており、各施策の進捗も確認された。関係者から、女性の活躍を促進するための具体的な取り組みや継続的な啓発が求められる中で、現状の課題が浮き彫りにされた。
熱中症対策についても、全国で増加する熱中症の死亡者数を背景に、その危機的状況が確認された。今年度の蒲郡市では67名が熱中症で救急搬送され、高齢者が特に多い結果となっている。これを受けて、健康推進課は市民への周知活動や、エアコン未設置の避難所に大型扇風機を導入するなど、様々な対策を講じている。
さらにGIGAスクール構想が進展する中で、教育長は、ICTを駆使した教育が進む中、教員のスキル向上や教職員の研修に力を入れると述べ、今後の教育環境の整備にも力を注ぐべきとの考えを示した。
またシティセールスについては、観光振興が中心に位置づけられ、地域資源を活用したイベント開催や、観光協会の法人化についても発言があった。観光資源の活用により、さらなる魅力発信を目指す必要があると強調された。
最後に、市は助成金や補助金、給付金などの情報を一元化して市民に周知する取り組みを進める方向であることが確認された。市民からの理解や協力を得るため、情報の効果的な発信が求められており、引き続き地域のために充実したサービスを探求していく姿勢が示された。