令和3年5月14日に開催された蒲郡市議会の臨時会では、重要な議案が多数審議された。特に、令和3年度一般会計補正予算やごみ屋敷条例に基づく代執行の承認が話題となった。
まず、日恵野佳代議員が一般会計補正予算に関する質問を行った。この中で、彼女は400万円のごみ屋敷堆積物処理業務委託料について、代執行の経緯を懸念して意見を述べた。環境清掃課長の千賀保幸氏は、代執行に至るまでの詳細な経緯を説明。住居者への助言や指導が行われたが、改善が見られなかったと強調。
議会は、環境問題への対応が迫られる中で、特に精神的支援の必要性についても言及した。日恵野議員は、この種の問題を抱える住民への社会福祉的なアプローチの重要性を指摘し、定期的な訪問が有効であると指摘した。
次に、第35号議案の一般会計補正予算は、全会一致で可決された。この中では、環境清掃や地域の生活環境への配慮が絡む議題が多く見られた。会議では新たな議題が追加され、大竹利信前議長の辞職と後任の選挙が行われ、新議長には大向正義議員が選任された。新議長は所信表明にて、議会の透明性向上を掲げ、積極的に活動する意向を示した。
また、国道23号蒲郡バイパス建設特別委員の選任や幸田町衛生組合議員、東三河広域連合議会議員の選挙も行われ、各議案がスムーズに審議される様子が見られた。市長、鈴木寿明氏は、議会の円滑な進行に感謝の意を述べ、地域の活性化に向けた市の取り組みについて説明した。