令和3年6月定例会が開催され、多数の重要な議題が討議された。特に新型コロナウイルスワクチン接種に関する質問が多く、議員たちは接種体制や市民への周知について詳しく言及した。
鎌田篤司議員は、交通安全対策について発言。蒲郡市における交通事故の発生状況を紹介し、特に高齢者の事故が多発しているとの指摘があった。市民生活部長の飯島伸幸氏は、交通安全教育の強化と警察との連携を進める意向を述べた。
次いで、新型コロナウイルスワクチン接種に関する報告がなされた。接種券の発行状況や副反応、また予約方法について説明があった。健康推進監の石黒美佳子氏は、特に予約ができない方への支援についてや、外国人への対応についても触れた。ワクチン接種に関しては、市民からの要望が寄せられているが、課題も多く残されていることが確認された。
また、消防署の西部出張所の移転計画についても議論があった。移転工事は進行中で、地域住民への説明会も企画されているという。消防長の小田竹利氏は、地域の理解を得ながら進めていると応じた。
春日浦の分譲地に関しては、販売状況が良好であることが報告された。市外からの移住者が増加しており、市としても引き続き地域特性を活かした施策を打ち出していく意向が示された。
さらに、道路整備についても言及され、特に国道247号や都市計画道路の進捗状況が説明された。建設部長の鈴木伸尚氏は、鹿島バイパスの進捗や、中央バイパスの整備計画についても触れた。
最後に、キーワードとして、リユース推進や廃棄物削減に向けた取り組みが挙げられた。市民生活部長は、リユースアプリの活用やリサイクルイベントの実施について前向きな姿勢を示し、環境問題への取り組みを強調した。
全体として、定例会では市民の安全や健康を守るための施策が幅広く議論され、市民生活の向上に繋がる様々な提案がなされた。今後の具体的な取り組みに期待が寄せられる。