令和元年12月蒲郡市議会定例会が開催された。
市長の鈴木寿明氏は、自身が市長に就任した初の議会で、災害対策や住民の安全安心をテーマにした所信表明を行った。特に、浸水予防や内水対策に力を入れ、市民の命と生活を守る姿勢を強調した。
具体的には、洪水から市民を守るために、降雨時の雨水排水の整備やフラップゲートの設置の重要性について触れ、状況に合わせた予防策が必要であると訴えた。特に、台風や高潮の影響を軽減するための政策が求められている。
また、追加的な雇用創出や企業誘致についても言及し、都心からの通勤圏内にある蒲郡の地理的優位を活かした企業立地の推進が必要であると述べた。今後、企業向けの制度を設けることや、新しい住居の支援など、積極的な施策を打ち出す考えが示された。
さらに、子育て支援の枠組みとして、がまごおり子育て応援アプリ「うーみんナビ」の利用促進に向け、情報を周知することの重要性が再確認された。アプリは現在581人の登録があり、利用促進活動が続けられている。若い世代に向けた施策として、インフルエンザワクチン接種の助成を導入することも検討されており、子供の成長に寄与する方策が期待される。
安全で住みやすい地域づくりを進める一環として、地域包括ケアシステムの構築とともに、地域に密着した住民同士のつながりを強化する努力が求められている。