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蒲郡市、ワクチン接種計画進捗と令和3年度予算の概要

蒲郡市は3月の定例会で新型コロナウイルスワクチン接種の進捗や令和3年度予算について議論。
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令和3年3月の定例会で、蒲郡市は新型コロナウイルスワクチン接種計画を中心に様々な課題について議論した。最初の一般質問では、自由民主党蒲郡市議団の大場康議員がワクチン接種に関する進捗状況を尋ね、健康推進監の石黒美佳子氏が答えた。市の医療従事者への接種については、蒲郡市民病院と蒲郡市医師会健診センターで行うとされ、接種時期は愛知県からの供給により、3月8の週開始予定とされている。大場議員は一般市民への接種方法についても質問し、石黒氏は個別接種と集団接種の併用により、実施状況を説明した。市内32か所の医療機関で月に約15,000人の個別接種ができる見込みで、集団接種としても市民病院などで約4,500人に接種可能であるとした。

続いて進められた質問において、財政状況も議題となり、鈴木寿明市長は新型コロナの影響で市税収入は減少しているが、令和3年度一般会計予算が増加している点を強調した。財政部長からは自主財源が増加しても、自主財源比率は61.2%に減少しているとの報告がされた。また、教育環境整備では、ICTを活用した教育の実施が進められ、GIGAスクール構想に向けた指導主事やICT支援員の配置を進める意向が示された。

さらに、社会教育活動や高齢者支援についても言及され、地域学校協働活動の推進や、地域での高齢者の生きがいを持てる支援全般に意見が交わされた。「高齢者の生きがいづくりには地域の皆様の協力が不可欠」と岡田市民福祉部長も強調した。

また、市民病院関連の質問では、課題として新棟の建設の計画が挙げられ、患者への医療提供とともに市民へ周知を進めたい考えが示された。

最後に、モーターボート競走事業関連の議論が行われ、ボートレース事業が財政にどのように寄与するかについても気遣いがなされた。市では魅力的な施策を市民に還元する努力を続ける意向を示している。

全体として、ワクチン接種に向けた市の準備は進んでいるが、市民及び施設関係者への分かりやすい情報発信も求められる。さらには、学校や地域密着の施策を通じて市民一体となった取組が推進されることが期待されている。

議会開催日
議会名令和3年3月蒲郡市定例会
議事録
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