令和元年6月定例会が開催され、議題として交通安全や医療体制、空家問題など幅広いテーマが取り上げられた。
特に青山義明議員の交通安全に関する一般質問では、過去3年間の交通事故の状況が報告され、蒲郡警察署によると、効果的な対策が求められるという。人身事故は平成28年の405件から平成30年に344件に減少するも、物損事故が増加している点が指摘された。特に交差点での事故が約半数を占めるため、防護柵の設置についての計画が提案された。
続いて、休日急病診療所に関する議題が討論された。市民福祉部長の竹内仁人氏は、医師会との協議を基に、在宅当番医制度の一元運用と定点化を進める方針を示した。これにより、地域医療の向上を目指す連携の重要性が強調された。
また、空家問題も重要な課題として浮上。総務部長の平野敦義氏は、空家バンク制度を活用しての流通を促進する意向を述べ、多くの空家が将来の住環境や地域の美観に影響を与えることから、早急な対策を講じる必要性に言及した。
最後に、議会全体には各議員からの提案や要望が寄せられ、今後の施策に活かすため、広報の強化と市民との対話を深めることが求められている。特にSNSやデジタル情報の活用を通じた情報発信の強化が取り沙汰され、市民の安心・安全な生活を確保するための叡智を集めることが強調された。
蒲郡市では、これらの議論を踏まえ、より良い住環境創造と市民福祉の向上を図っていく考えを示している。今後の具体的ながまごおりの課題に対する解決策への期待が寄せられる。