令和4年第2回安城市議会定例会が6月23日に開かれ、複数の重要議案が審議された。本会議では、市税条例等の改正や、一般会計補正予算等が原案通り可決された。
焦点となったのは、第44号から第46号議案に関する報告及び採決であり、全て全会一致での可決が見られた。
特に、安城市一般会計補正予算(第2号)については、マイナポイント手続支援業務委託料に関する議論が行われた。反対の声を上げたのは、日本共産党安城市議員団の森下祥子氏で、「高齢者がポイント制度を理解するのが難しい」とし、直接的な支援を求めるべきだと訴えた。この意見に対し、他の議員は、政策の必要性を強調しつつも、地域経済の活性化を期待する声も挙がる。
また、一般会計補正予算(第3号)は、民間保育所の給食費負担軽減対策や、農業用水供給停止による耕作者支援金等について審議され、特に耕者への支援について多くの議論がなされた。市長の神谷学氏は、「明治用水漏水事故により農業が大きな影響を受けている」と述べ、緊急支援の必要性を訴えた。
加えて、議員提出の意見書も審議され、「シルバー人材センターに対する支援」と愛知県議会議員選挙区の定数についての是正を求める内容で、どちらも採決で原案通り可決された。