令和4年3月10日に、安城市議会が定例会を開いた。議題には新たに施行される安城市個人情報保護条例の一部改正が掲げられ、質疑が行われた。
深津 修議員は新しい条例改定が実務に及ぼす影響について質問を投げかけた。これに対し、行政課長の深谷英衛氏は「国の改正に伴い軽微な規定の整備を行うもので、実務には影響しない」との見解を示した。
また、神谷和明議員は、安城市職員の育児休業等に関する条例改正について言及。人事課長の鈴木淳之氏は、育児休業の取得が可能な条件を確認。その上で、「育児休業を取得しやすい環境整備が求められ、研修による意識改革を目指す」と強調した。
続いて、国民健康保険税条例改正案が話題に上った。杉山 朗議員からは、今回の改正によって影響される世帯数について詳しく説明を求める発言があり、役職者からその裏付け資料を基にした答弁が行われた。
その他、令和3年度安城市成人健康診断の実施や、安城市庁舎の整備状況、さらには安城市の消防団条例改正も議題にあがるなど、多岐にわたる議論が交わされた。全体的に新型コロナウイルスの影響が色濃く残る中、各議案は慎重に審議され、その後可決される運びとなった。