令和2年12月7日に安城市議会において定例会が開催された。
本会議では定足数が確認された後、議事日程に沿って様々な議案について質疑が行われた。
特に注目を集めたのが第96号議案である、安城市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例の一部を改正する条例である。
この条例改正に関して、神谷和明議員は自治体のこども未来事業団への職員派遣について質疑を行った。
彼は、職員が変わることで保護者が不安を感じないよう配慮することが重要だと述べた。
市人事課長の近藤俊也氏は、職員の異動は毎年行われるものであり、現行の派遣状態が続けられることは難しいと答弁した。
神谷議員は引き続き、保護者からの不安に対して丁寧な説明を要望した。
同じ議案について森下祥子議員も質疑を行った。
彼女は、事業団が管轄する園における正規職員の重要性を訴え、具体的な人数についての情報を求めた。
また、令和2年度安城市一般会計補正予算についても質疑が行われた。
永田敦史議員は、ふるさと納税の寄附状況について確認した。
彼は、寄附件数が昨年より増加したことや、寄附者への情報提供についてポータルサイトの活用状況を尋ねた。
企画政策課長の仲道雄介氏は、寄附金が11月末の時点で3,347万円に達し、昨年比で増加していることを報告した。
さらに、健康推進課からは高齢者インフルエンザ予防接種についての補正予算案も提出された。
守口晶治議員は予防接種の事業内容やその委託料について質問し、市の対応を求めた。
健康推進課長の大見雅康氏は、県の補助により接種料金が無料になることを説明した。