令和2年3月4日、安城市議会の定例会が招集され、新型コロナウイルス感染症対策や予算案などが議論された。市長の神谷学氏は多様な議案を提案し、その中から第1号議案から第15号議案まで一括して提案理由の説明を行った。
特に注目を集めるのは、新型コロナウイルス感染症対策を求める意見書の提出である。議員の野場慶徳氏は、「国民の命や健康を最優先に、感染拡大防止策を強化すべきだ」と訴えた。
また、令和2年度の一般会計予算は721億円で、前年度比7.1%の増加を見込んでいる。この中には公共施設整備や教育支援に対する予算が大幅に増加している。市長は、「市民の安心・安全を確保し、未来への投資を促進する」と強調した。
特に、今年度の予算には障害者支援や保育事情改善に向けた取り組みが反映される。これは地域経済の活性化と市民生活の向上を狙ったものであり、市長マニフェストに関連する事業も多く含まれている。
議長の二村守氏は会議を進行し、議員からの意見や質疑も行われた。一連の議案の中で、新型コロナウイルス感染症対策に関する意見書は特に多くの関心を集め、全議員が賛同した。議会は、今後も市民の不安を解消するための情報提供を行うように、国への要望を強化するとしている。