安城市の令和3年第3回定例会が行われ、主に財政状況や企業立地推進計画、また新型コロナウイルスの影響の下での様々な施策が議論された。
仔細に見ると、財政状況に関して、安城市は過去最高の決算額を記録したが、依然としてコロナ禍の影響による厳しい運営が続いている。市長は、「今後少なくとも一、二年は減収を見込まざるを得ない」と強調しつつも、民間企業の動向に期待を寄せている。
続いて、企業立地推進計画について深津 修議員が質問し、安城市版工業団地やデジタルデバイドの解消について言及された。特に、企業立地のための基盤作りが重要であるとし、具体的には、安城市企業立地推進計画の円滑な策定が求められている。
また、本市のDX推進計画において、深津修議員は主に高齢者をターゲットにしたデジタル機器への適応を求めた。この点において、企画部長は様々な講座を実施していると報告。さらに、登録者数が伸び悩んでいるLINE公式アカウントの改善施策も求められた。
加えて、安城市のアンフォーレにおける公民連携の取り組みが紹介され、運営や新テナント導入に向けた具体的な進展が求められた。特に地域住民のニーズに直結する運営形態の透明性が重視されている。
更に、交通安全対策に関しては、辻山 秀文議員が幼少の交通安全の確保について質問し、議会では危険な箇所が12件報告されている事実が述べられた。これにより、新たな対策が必要であるとの認識を共有した。
また、安城市消防団の活動についてもコロナの影響を受けながらも、継続的な消火訓練を重ねている旨が報告された。特に、緊急事態宣言の下でも出動率を維持していることが評価された。
最後に、村藤守財政課長は、 «新型コロナウイルスに関するワクチン接種の進捗状況は良好であると報告しつつも、未接種者には情報提供や啓発活動を継続する重要性を強調した。本市の施策は、全体として、市民の健康の確保と生活の安定に向けた取り組みが進展していることを示している。今後も引き続き、施策の見直しと令和の時代に即した戦略的な方策を図っていく必要性が確認された。