令和4年第1回安城市議会臨時会が1月11日に開催された。
議会では主に令和3年度の一般会計補正予算について審議し、可決に至った。
議長の松尾学樹氏は開会にあたり、必要な手続きを行い、会期を一日のみと決定した。出席した議員は定足数を満たし、スムーズに議事進行が行われた。
補正予算案は、「住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金」支給が目的である。市長の神谷学氏が提案理由を述べ、特に新型コロナウイルスの影響を受ける世帯への支援策が強調された。課題として、申請が必要な世帯への周知が重要であるとし、早期支給を目指すと強調した。
大屋明仁議員は、給付金に関する周知やPRの手法について質問。市は広報やSNSを活用し周知を図る計画であると、小林博史社会福祉課長が回答した。特に、対象世帯に対する個別の案内も行う方針という。
また、確認書の返送がない世帯への対応についても言及された。市は手続きを促す文書を送付し、民生委員の協力を仰ぐとのことであった。このように、議会では支援制度全般について詳細な質疑が行われ、議員からの関心の高さが伺えた。
最終的に、議案については委員会への付託を省略し、採決の結果全員賛成のもと可決された。今回の補正予算額は14億6,000万円にのぼり、最終的な予算総額は771億3,000万円余となる見込みである。この補正予算の実施によって、地域の生活支援が期待される。
会議は午前9時45分に開始され、約11分後の9時56分に閉会となった。安城市の継続的な生活支援と広報活動の充実が求められている。