令和3年3月23日、安城市議会第1回定例会が開会され、議案や請願への審議が行われた。
本日は、議事日程第7号に基づいて議事が進み、まず、会議録署名議員の指名が行われた。続いて、白山松美議員に関する発言の取り消しが討議され、最終的に取り消しが認められた。
日程第3では、安城市に関する複数の条例改正案が上程され、各委員長が報告を行った後、質疑が展開された。特に注目されたのが第9号議案の安城市国民健康保険税条例の一部改正案であり、討論では、保険料の負担増に懸念が示された。議員の一人は、 "40歳から64歳の被保険者への影響が大きい" と強調し、市民に配慮した見直しが必要と述べた。
さらに、令和3年度安城市一般会計予算においては、総額677億3,000万円の予算が示された。昨年度より43億7,000万円の減少となり、コロナ禍における厳しい財政事情が反映されている。市政府は、今後も必要な施策を講じるとの見解を示した。
請願第4号や第5号など、市議会運営に関わる請願については、不採択となる方針が確認された。この結果に対しては、議員からは異論も出され、市民との接点を巡る議論が続いた。特に、各派代表者会議の廃止を求める声には賛否が分かれた。
また、第9号請願はゼロカーボンへの取組みの推進を求めおり、これは全会一致で採択され、環境問題に対する市の姿勢が問われることとなった。
同日、固定資産評価審査委員会の委員選任や新たな教育長の任命についても承認され、会議は閉会を迎えた。市長の神谷氏は、今後のコロナ対策に引き続き取り組む姿勢を表明し、市民に対する支援の重要性を訴えた。