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安城市、令和3年度決算報告で黒字確保を報告

安城市は令和3年度決算で一般会計の歳入795億円余、黒字を確保。一方、新年度補正予算も提案され、電気料金高騰に対応する。
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安城市議会は令和4年9月1日に定例会を開催し、令和3年度の各種決算についての認定が行われた。特に注目を集めるのは、一般会計の歳入歳出決算である。

神谷学市長は令和3年度の決算が好評であったと報告した。一般会計の歳入総額は795億1,000万円余、歳出総額は740億8,000万円余で、過去最大の令和2年度に次ぐ規模である。この結果、実質収支は45億円余の黒字となった。

市税収入はコロナの影響で減少したが、国庫支出金が大幅に増加したため、全体では前年度に比べて7.7%の減少が見られた。歳出は民生費に重点が置かれ、特にコロナ対策による臨時給付金の支出が影響していると、神谷市長は強調した。

次に、認定第2号から第7号までの特別会計も審議され、国民健康保険事業特別会計の財政状況が述べられた。被保険者数は減少しているものの、一般会計からの繰入金で黒字を確保した。

同時に、安城市の議会の選挙に関する条例の一部改正が議題に上がり、公費の負担限度額の改定についても提案されている。これにより、選挙運動の透明性が高まることが期待されている。この他にも、職員の育児休業や退職手当関連の条例改正についても説明がなされた。

一方、令和4年度の一般会計補正予算の案も承認された。総額は8億5,000万円余で、主に電気料金の高騰に伴う各公共施設の予算補填を目的としている。また、観光業の活性化を図るための施策も含まれていることから、地域経済の回復が期待されている。

さらに、次回に予定されている議員の派遣についての審議も行われた。デンマークのコリング市への派遣は市制施行70周年を記念するもので、国際親善を促進する狙いがある。派遣議員には近藤之雄議長が選ばれ、国際交流の実態調査が目的とされている。

最後に、神谷市長は新型コロナへの影響や世界情勢の不安定さを理由に、今後も経済施策を注意深く進めていく考えを示した。議会は次回も重要な論点を取り上げる予定であり、市民生活への影響が懸念される。

議会開催日
議会名令和4年9月安城市議会定例会(第3回)
議事録
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