令和4年5月11日、安城市議会臨時会が開催された。
議長の松尾学樹議員が辞職したことを受け、新議長として近藤之雄議員が選任された。近藤新議長は、就任挨拶で「責任の重さを感じている」と述べ、議会運営の円滑な進行を約束した。今回の会議では、他にも副議長の選挙が行われ、鈴木浩議員が新副議長に選出された。新体制のもと、安城での市政発展を目指す方針が示された。
さらに、本会議では承認第1号と第2号、及び第39号から第41号の常任委員会議案が上程された。神谷学市長は、税条例の改正に伴う専決処分について詳細に説明し、法人市民税及び固定資産税の改正内容を強調した。特に固定資産税の課税標準額を2.5%の範囲に引き下げる旨が伝えられ、議員からはさらなる説明や質疑が行われた。
第41号議案では、職員の給与に関する条例改正が提案され、期末手当の引き下げが確認された。森下祥子議員からは、物価高騰に伴う職員の生活への影響への懸念が共有される場面もあった。議会は、この議案を賛成多数で可決した。
桜井中学校校舎の改修工事についても議題に上がり、工事請負契約が承認された。三星元人副市長が提案理由を説明し、入札結果と契約金額が明らかになった。議員たちは工事の安全性を重視し、授業に支障がないスケジュールを求めた。
また、新たに導入される職員用パソコンの問題も取り上げられ、特に性能の向上に関する期待が寄せられた。各議案についての質疑は活発に行われ、特に市民に対するサービス向上に向けた議員たちの意識が感じられた。
その他にも、戦略的モビリティマネジメントに関する特別委員会の報告があり、環境配慮の重要性が再確認された。
この日の会議は、全議案が承認され、議会活動の活性化が図られることとなる。市長からは新しい議会人事に対する祝辞が述べられた後、閉会となった。