令和5年3月7日、柳井市議会は第1回定例会を開催した。
今回の会議では、複数の重要な議題が取り上げられた。中でも、子育て支援についての意見が多く交わされた。岩田優美議員は、昨年12月の一般質問において提案した中学生の給食費無償化について言及し、今年度予算にその事業が反映されていることを市長に感謝した。その上で、今後の計画についても質問した。市長の井原健太郎氏は、小学校の給食費無償化については国の動向を見ながら検討していくと強調した。
また、田中晴美議員も、柳井市のゼロカーボンシティ宣言や複合図書館の運営に関する質問を行った。ゼロカーボンシティとして、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにすることを目指しており、具体的な施策やコミュニティへの影響も確認された。複合図書館については、その運営方法や、市民にどのように来館してもらうかの戦略について議論がなされた。
次いで、川﨑孝昭議員は、柳井市の企業誘致の進展について市の取り組みを尋ね、今後の土地利用や地元経済への影響についても解説を求めた。市長は、企業誘致の成果として、新たな雇用が創出されていることを伝えた。また、UU市営住宅の有効活用については、岡村茂樹議員が問題提起し、空き室の現状や子育て世代向けの特化された住居の必要性について議論された。
最後に、坂ノ井徳議員の質問では、図書館建設に関して過去の経過と費用面の透明性について指摘された。選定プロセスについても透明であるべきとの意見が上がり、さらなる説明責任が求められた。