令和4年9月5日、柳井市議会は金魚ちょうちん祭りを含む重要課題について意見交換を行った。
金魚ちょうちん祭りに関して、市長・井原健太郎は、コロナ禍における対策を講じた上で開催したことを説明し、県からの指導のもと感染予防策を取ったと強調した。
例えば、出店は限定し、飲食は特定の場所でのみ許可された。酒類持ち込みは禁止され、飲食の仕方についてはルールが設けられたが、実際の効果測定には疑問視の声も。
議員からは、来場者予測が8万人であることの妥当性の指摘や、過去の中止基準との整合性に懸念が示された。特に感染者数が増加する中での判断は、慎重を要するとの意見が上がった。市側は、主観的な評価だけでなく、より具体的な数値データ等を基にした判断が必要ではとの意見を受けた。
次に、平郡島における消防活動の体制についても焦点が当てられた。平郡分団が主に消防業務を担う中で、消防署との更なる連携強化が求められることが強調された。特に、過去2年は新型コロナによって訓練が制限されたため、今後の再開に期待する意見が出た。
防災体制については、近年の自然災害リスクの高まりを受け、地域における自主防災組織や避難行動要支援者名簿の重要性も指摘された。市の防災体制が適切に機能しているか、地域住民の意識向上と情報提供の改善が必要であるとされた。特にハザードマップは、地域の最新情報を反映させる必要があるとの指摘がなされた。
サービス向上に向けては、デジタル化による活動の強化が提案され、特にドローンによる監視や監視カメラの設置が期待されるとの意見もあった。