柳井市議会は、令和3年3月25日に第1回定例会を開催した。
主な議題は、議案の上程及び審議、各委員会の報告である。まず、議長の山本達也氏が開会を宣し、会議録署名議員として君国泰照氏と久冨海氏を指名した。
続いて、厚生常任委員会の委員長である川﨑孝昭氏は、議案16件の報告を行った。特に、柳井市国民健康保険税条例の一部改正について、執行部から補足説明後に質疑が行われた。委員からは、「被保険者が減少する中で税額が減ることは喜ばしいが、後期高齢者支援分の将来的なシミュレーションが行われているのか」との意見があった。執行部は、現行の制度下で可能な限り負担を軽減する意向を示した。最終的に、関連する条例上の変更は、全員異議なく可決された。
次に、建設経済常任委員会の三島好雄委員長が、令和3年度の各事業予算に関して報告した。特に、水道事業会計予算については、老朽管更新計画に基づく工事の進行が注目され、委員たちからは今後の整備計画に対する期待が表明された。これも全ての議案が原案通り賛成され、可決となった。
また、総務文教常任委員会の岩田優美委員長は、新たな県の方針に基づく会議規則の一部改正に関する報告を行った。ここでは、議員の欠席理由を明文化し、特に育児や介護に配慮した内容が含まれることが強調された。これらの改正案も全て無事に可決された。
さらに、議員提出の議案3件についても、一括して採決が行われ、全て議会運営委員会からの提案通りに可決された。新年度の柳井市の予算は、特に社会福祉や地域振興に大きく寄与することが期待されている。
最後に、議長は今定例会の閉会を宣言し、出席議員に対し感謝の言葉を述べた。地域の声を反映しつつ、柳井市の発展に向けて新たなスタートを切ることが確認された。