令和2年第3回柳井市議会定例会が9月7日、柳井市役所で開催された。
本会議では、議員から一般質問が行われ、特に管理職による職員に対する暴行が大きな焦点となった。中川隆志議員からの質問に対し、市長の井原健太郎氏は「報道は事実」であり、昨年4月に休日の飲み会で管理職が女性職員に対し、酒に酔い頭をはたくなどの行為を認めたと述べた。
懲戒処分として、酩酊による行為が抗議され、減給処分が行われた。この件に対して中川議員は、「再発防止策が講じられているか」と質問し、市長は「全職員を対象にした研修を行っている」と回答した。
賀原基和議員からは、広域農道である美ゅーロードの安全対策についての質疑もあり、特に交通安全対策や、大雨による災害への備えが求められた。また、石丸東海議員は、豪雨対策についての質問を行い、市が進める雨水対策の進捗状況を確認した。
さらに、三島好雄議員から来年2月の市長選挙への出馬について言及があり、井原市長は「地域のパイプを太くするために自民党に入党した」とし、選挙の意向を示すことはなかった。議会内では、地域猫の保護に関する質問もあり、野良猫の不妊手術に対する市の行政支援を求める声が上がった。
このように、多岐にわたる議題が議論され、柳井市における市政の現状や課題が浮き彫りになった。市の水害対策や道路整備、今後の豪雨に備えた対策が必要とされている。