令和元年6月14日の柳井市議会では、多くの議題が取り上げられ、その中でも特にお祭りやイベント時における仮設トイレ設置については、地域住民の声が反映された内容が話し合われた。秋良克温議員は、祭りやイベント時にトイレ不足が顕著であり、仮設トイレの設置を提案し、印象的な指摘を行った。その中で、柳井市の仮設トイレ設置や休憩スペースの整備が求められ、具体的な運営コストも質問された。市長、井原健太郎氏は、金魚ちょうちん祭りにおいて仮設トイレを5基設置していることを報告した。
さらに、中川隆志議員は、井原市政への信頼の回復に向けて、今後の市政運営の方針について問うた。有権者からの信頼が低下している事を認識した上で、市長は信頼を取り戻すための自らの努力を強調した。
また、柳商跡地に図書館を建てる計画について複数の議員から意見が上がった。特に田中晴美議員は、新しい図書館設計が市民のニーズに応えるものであるか疑問を持ち、ご自身の見解を述べた。これに対して市長は、図書館は地域活性化に寄与するものであるとして、意義を話された。
新設される複合図書館は「人づくり」をテーマにし、その中で子ども支援機能や防災機能を兼ね備えることを狙っている。市長は、リーダーシップを発揮し、様々な意見を受け止めつつ、建設に向けた取り組みを進める決意を述べた。
議題が多様な上、議員たちの強い意見や関心を受けて、市政運営に重要な選択が求められている。市民からの期待を背負った複合図書館計画がどう進められていくのか、今後の市の舵取りに注目が集まっている。