令和4年5月26日、柳井市議会臨時会が開かれた。
本会議では、工事請負契約の締結に関する議案が審議された。特に重要な議題は、柳井市複合図書館新築工事に関連するものである。
市長の井原健太郎氏は、議案第30号から議案第32号までの工事請負契約の締結を提案した。これには建築主体工事、電気設備工事、機械設備工事が含まれる。議案第30号の建築工事の契約額は、9億1630万円で、井森工業株式会社と仮契約を結んだ。
一方で、機械設備工事は入札不調となり、随意契約を進めることが決定した。総合政策部長の宮本太郎氏は、機械設備についての入札が3回実施されたが、業者が辞退した背景などを説明した。
議案に関する質疑では、中川隆志議員が入札辞退の理由を問うと、建設部長の宮本裕氏は、業者の人員確保の難しさや手持ちの工事状況が影響したと回答した。また、機械設備工事についての随意契約についても議論が交わされた。中川議員は随意契約のリスクを指摘し、再度の入札を行う選択肢が提起された。
総務部長の河原憲治氏は、再入札が時間を要し、コストの増加が懸念されることから、迅速な対応が求められる事情を説明した。議会では、今回の工事の進捗調整が重要であるとの意見が示された。
討論では、各議案が慎重に審議された結果、議案第30号及び議案第31号は異議なく可決された。議案第32号に関しても賛成多数で可決の運びとなった。これにより、柳井市の新しい公共施設の整備が一歩進むことになった。