令和2年3月3日、柳井市議会定例会が開会され、議事に進んだ。議長の山本達也氏は、新型コロナウイルス対策について言及し、議会内でのマスク着用を呼びかけた。また、休憩時の換気を行うと述べた。
本日は、議事日程に基づき、まず会議録署名議員の指名が行なわれた。藤沢宏司議員と岸井靜治議員が呼ばれ、了承された。次に、今期定例会の会期を3月3日から3月24日までの22日間とすることが決定された。
続いて、諸般の報告に入った。報告では、昨年の第4回定例会以降に開催されたいくつかの会議や協議会について報告された。これには、東部5市議長会や山口県市議会議長会事務局長会議などが含まれ、各市議会の3月定例会の運営について情報交換の様子が伝えられた。
議案上程審議では、井原健太郎市長が提案理由を説明した。具体的には、令和2年度の一般会計予算が156億9,900万円であり、主な予算項目には、乳幼児・子ども医療費助成制度の所得制限撤廃や、企業誘致の基盤整備事業が含まれていることが強調された。これに対し、議会からは質疑が行われ、様々な条例の改正案についても慎重な審議が求められた。
特に、柳井市介護保険条例の改正案では、低所得者向けの保険料軽減強化について具体的な数値が示され、議会の関心を集めた。さらに、令和2年度の柳井市一般会計予算の中でも、社会保障関連の費用が増加する一方で、財政健全化を図るための創意工夫が求められる現状においての見解が発表された。
会議録では、その他にも固定資産評価審査委員会委員の選任や、平郡航路有限会社の経営状況についても報告され、それぞれ議決が行われた。
最後に、議会は、各種補正予算案についても慎重に審議し、その結果は各委員会に付託することが決定された。議長は、今後とも市民のために尽力することを誓い、議会を締め括った。