令和3年12月13日、柳井市議会の第4回定例会が開催された。今回は新たに20件の議案や陳情が提出され、市の今後の方針が話し合われる中で、特に文化・芸術振興計画や介護サービスに関する議論が注目を集めた。
初めに、議長の山本達也氏が開会を宣言した後、これまでの経過を報告し、遺族への追悼が行われた。続いて議会では、会期が12月23日までの11日間と決定した。これに続いて行われた行政報告では、井原健太郎市長が、地域経済活性化のために新たな企業が進出してきたことを報告した。
特に注目されたのは、過疎地域の持続的発展を支援する条例制定の議案や、柳井市国民健康保険税条例の一部改正に関する議案だ。これらの議案は、今後の財政運営において重要な役割を果たすとされ、議員からも多くの意見が寄せられた。また、介護保険事業についても議案が提出され、講議の末に慎重に審議されることになった。
一般質問では、坂ノ井徳議員が図書館建設や地域の防災、観光振興についての質問を行った。市民の意見を反映した図書館設置において、事業者の進出や新たな economic activityが生まれることを期待する具申し、今後の市民会議の運営に関し透明性が求められた。
続く賀原基和議員は、財政運営確保、交通安全対策などについて質問し、特に交通安全の周知徹底を求めた。市長は、交通安全キャンペーンの実施など効果的な施策を継続する姿勢を示し、理解と協力を求めた。教育や福祉分野においても、特に介護人材確保が大きな課題であることが強調され、国の施策にも基づいた地域内での連携強化が期待された。
久冨海議員による閉会の挨拶では、地域の文化・芸術振興や多様性の尊重など、今後の施策に議会の支持を促しながら、今後の市民生活の向上に寄与するよう願望を伝えた。市長も今後のゼロカーボンシティの目指す取り組みを進める意志を再確認した。