令和5年1月19日、南砺市議会において1月会議が開かれ、議案が審議された。
出席した市長田中幹夫氏は、今年度の新型コロナウイルス感染症対策や物価高騰対策について説明した。特に医療関係者や市民の協力を強調し、持続可能な施策の実施を約束した。
議案第1号は令和4年度南砺市一般会計補正予算(第9号)。補正総額は約5億2,348万円で、主に新型コロナウイルス感染症対策や物価高騰による影響への支援が含まれる。市長は、畜産振興対策に440万3,000円を計上したことを例に挙げ、畜産事業者への支援を説明した。
また、公共施設の光熱費高騰対策についても言及し、6,177万円を計上している。その中には電気料金の補助が含まれている。さらには、災害復旧事業として、土砂崩落に関する復旧工事費として1億5,900万円を計上したことも紹介した。
次に、議案第2号は南砺市国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第3号)。新型コロナ対応の一環として、診察室内の水栓自動化費用を計上した。
議案第3号は南砺市介護事業特別会計補正予算(第4号)で、指定管理施設の燃料費上昇分を補填するために332万円が計上されていることが説明された。
また、議案第4号では病院事業会計の補正予算として、抗ウイルス薬の購入費9,728万1,000円が盛り込まれている。これらすべての議案は、各常任委員会に付託された。
議会終了後、議長の水口秀治議員は次回の議会運営について説明し、今後の院内審議が続くことを促した。議会は午前中に終了し、市民経済、民生文教、総務企画の各常任委員会が午後に行われる予定だ。