令和6年2月第2回会議が開催され、さまざまな議案が審議された。
特に注目すべきは、令和6年度南砺市一般会計予算に関する議案と国民健康保険事業特別会計予算だ。市長の田中幹夫氏は、これらの予算案が市民生活にどのように寄与するかを強調した。特に、一般会計予算では、教育や医療、福祉の充実が図られることが期待されている。
同日の会議では、予算案の審議を通じて多くの議員が市民の健康と生活支援に関心を示し、具体的な施策の必要性について意見を述べた。民生文教常任委員会の山田清志氏は、昨年度の補正予算に続く健康施策への資金確保を求め、「市民の健康寿命を延ばすための施策が不可欠である」と発言した。
また、特別会計予算に関しては、保険給付の適正化や保険財政の健全化に向けた取り組みが求められ、遺族や高齢者の生活保持が重要視される中、関連議案の採決が行われた。議案の多くが全会一致で可決され、高い議員同士の合意が見られたことから、今後の実施に期待する声も上がっている。
一方で、議論の中では一部議員から予算の透明性や効率性について疑問の声もあがった。中島満議員は、新年度予算の編成過程において「市民に対する説明責任が果たされるべき」と述べ、さらなる市民参与の促進が求められた。
最後に、市長は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市民を支援するため、地域づくりや人への投資が必要であると述べ、予算案の意義を再確認した。