令和6年4月3日、水曜日に南砺市で開催された市議会は、重要な議題を審議した。
この会議では、予算案や専決処分の承認など、多岐にわたる議案が取り上げられた。代表して田中幹夫市長が提案理由を説明し、議案の採決が進められた。
会期は239日間と決定され、議会の審議は本日から始まる。今後の議会日程についても議論が続き、次回は4月8日に開催される予定だ。
議案第53号は、令和6年度南砺市一般会計補正予算(第1号)である。この予算案は、能登半島地震の影響を受けた地域への支援を盛り込んでいる。田中市長は、被災した農地や農業用施設の復旧に重点を置いていることを強調した。
今回の補正予算は、7,949万8千円に上り、財源として国県支出金や繰入金が充当される。特に、木造住宅の耐震改修支援事業へ800万円が見込まれ、地域住民の安全を図る取り組みが期待される。
また、議案第54号は南砺市下水道事業会計の補正予算となり、災害復旧費として予算計上されている。地域の水道事業が安定的に運営されるよう、迅速な対応が必要である。
さらには、南砺市税条例の一部改正についても議論が行われ、専決処分が報告された。この改正は地方税法に基づくもので、特に被災地域への配慮が求められている。
同意第3号も審議され、南砺市固定資産評価員の選任が承認された。市長はこの件に対する議会の理解を得て、関連組織との協働による問題解決に注力する姿勢を示した。
以上の議案が承認され、今後もなト市政運営が進められていくことが期待される。市民の安全と地域の活性化が望まれる今後の施策には、引き続き注視していく考えだ。