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南砺市議会、一般会計補正予算案を可決

南砺市議会は令和5年5月15日、一般会計補正予算案を可決。コロナ対策として消費喚起が期待される。
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南砺市議会は、令和5年5月15日の会議において、一般会計補正予算案や条例廃止案、財産取得の案件を含む重要な議案を討議した。

会議では、特に議案第39号「令和5年度南砺市一般会計補正予算(第1号)」が中心となった。市民経済常任委員長の川原忠史議員は、補正予算案の審査結果として全会一致での可決を報告した。商工振興費の増額、特に「なんチケプロジェクト2023事業」の1,510万円の増額が取り上げられ、物価高騰への支援策を強調した。

川原議員は、「原油価格・物価高騰などの影響は、市内事業者や生活者への影響が大きいため、支援策が必要」と指摘し、今回の事業が消費喚起に寄与するとの見解を示した。

また、民生文教常任委員会の中段晴伸議員も、同じく補正予算の所管部分について可決を報告し、福祉関連の支出が重要であるとの考えを示した。特に、障害福祉施設であるマーシ園の建替えに要する補助金1億7,488万円が取り上げられ、その経緯と経営状況が論じられた。中段議員は、施設の重要性を強調しつつ、「今後の経営状況に向け指導、監督されることが求められる」と述べた。

城端温水プールの老朽化による整備工事や、福野ひまわり保育園の床張り替えについても審議された。この件についても、工事期間や対応策が説明され、議員からの関心が寄せられた。教育費、保健体育費に関する審査では、「施設利用者に配慮した工事が求められる」意見が多く出され、より良い環境整備を図ることが強調された。

さらに、同意第3号により、米澤正好総務部長が南砺市固定資産評価員に選任され、全会一致で同意を得た。田中幹夫市長は、行政組織の変更について説明し、今後の運営方針について理解を求めた。

最後に、田中市長は、予算案や各議案の可決への感謝を申し上げ、「地域経済の活性化に向けた支援策として、補正予算は重要である」とまとめた。

議会は明日より約20日間の休会に入る予定である。次回の本会議は6月5日午前10時に開催される。

議会開催日
議会名令和5年5月南砺市議会
議事録
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