令和4年9月会議が南砺市議会で開かれ、複数の重要議案が提出され取り上げられた。
まず、日程第1として、会議録署名議員に石川弘議員、竹田秀人議員、中島洋三議員の計3名が指名された。
日程第2には、補正予算や条例改正に関する21案件が上程された。田中幹夫市長は、当初予算編成後に生じた事由に基づく新たな補正予算の必要性を説明。
特に、令和4年度一般会計補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策として、障害福祉及び高齢者福祉に474万3,000円を計上し、業務用車両の燃料費支援を行うことを明らかにした。さらに、特産物振興対策として、果樹や園芸作物経営の経営支援に約1,114万1,000円を計上。
また、南砺市の医療機関向けに393万3,000円を計上する国民健康保険診療所事業特別会計の補正予算も提案され、地域医療体制の強化を目指す。
議案の中には、南砺市議会議員及び南砺市長の選挙運動に関する公費負担の条例改正や、育児休業に関する条例改正も含まれる。これによって、市の制度の整備が図られることが期待される。
また、田中市長は新型コロナウイルスの感染状況についても言及し、最近の感染拡大について市民に対し再度の警鐘を鳴らした。最近のデータでは、南砺市では第7波の影響で2,676名の感染者が報告され、家庭内感染の増加に対する留意が呼びかけられている。
ワクチン接種の進捗状況も報告され、特に高齢者の接種率が56.4%に達していることが強調された。市長はワクチン接種が進むことを期待し、その重要性を再確認するとともに、医療機関への感謝の意を示した。