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南砺市議会、令和4年度補正予算を可決

南砺市議会が令和4年度一般会計補正予算を可決。地域課題に対応し、住民自治の推進を図る。
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令和4年9月14日、南砺市議会は定例会を開催し、複数の議案を審議した。特に令和4年度一般会計補正予算に多くの時間が割かれた。

最初に議案第76号、令和4年度南砺市一般会計補正予算(第5号)について、竹田秀人議員(市民経済常任委員長)が委員会の報告を行った。この補正予算には、地域づくり協議会に対する住民自治推進費の追加が含まれている。新型コロナウイルスの影響で事業化に取り組む協議会は減少していたが、地域課題に応じてその数が増加し、62万5,000円の増額が支持されているという。

また、ニホンザルの防除を目的とした調査事業にも急を要している。この事業に対し、23万9,000円を計上し、家庭菜園の被害が懸念されるとの説明があった。議論の中で、これまでのモニタリング調査がどのように個体数管理に役立つかが取り上げられた。

別の議案、議案第77号、令和4年度南砺市国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第1号)においては、勤務管理システムの導入を目的とした393万3,000円が計上されている。このシステムは、総務費や一般管理費に寄与し、病院の業務改善を図るものだ。

さらに、議案第80号では選挙運動に関する条例改正が多数報告された。これにより、公費負担に関する透明性が増すことが期待されている。議決結果はすべて原案通り可決され、議員全員の賛成があった。

市長の田中幹夫氏は閉会の挨拶において、新型コロナウイルスの影響下での地域経済の再生や住民イベントの再開について言及した。特に、五箇山民謡やむぎや祭りなどの行事が3年ぶりに開催されることは市民にとって喜ばしいニュースであると強調した。

南砺市は、迅速に進行中の問題に対し対応を進めており、今後の施策が市民にもたらす影響に関心が寄せられる。次回の本会議は10月25日に予定されている。

議会開催日
議会名令和4年9月南砺市議会
議事録
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