令和2年7月17日、南砺市議会は第5回臨時会を開会した。
議題となった補正予算は、新型コロナウイルス感染症への対応や豪雨災害の影響を考慮した内容であった。田中幹夫市長は、緊急に審議が必要な案件として、各議案を提出した。
市長は、全国的な感染の状況について述べ、地域の経済活動を維持するための施策を強調した。具体的には、特に雇用調整助成金の拡充や新型コロナウイルス感染症対策に向けた地方創生臨時交付金の増額を挙げた。これにより、南砺市は補正予算案を策定し、臨時会に提出した。
提出された議案は、令和2年度南砺市一般会計補正予算(第6号)、国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第1号)、訪問看護事業特別会計補正予算(第1号)の3件であった。市長は新しい生活様式を考慮し、オンライン会議環境の整備や、特別定額給付金の支給を行ったことを報告した。
特に、一般会計補正予算では非接触型決済を推進するための施策や、宿泊促進事業など、地域経済活性化に向けた取組が盛り込まれた。議案については質疑を受け付けず、全会一致で可決された。また、補正予算案の財源は主に国県からの支出金で賄われる予定である。
市長は、市民の生活を支えるための取り組みを今後も継続し、地域の安全と安心な観光を確保することに努めると述べた。臨時会は午前11時に開会し、わずか15分後の11時15分に閉会が宣告された。