令和5年8月4日の南砺市議会では、緊急の補正予算案が審議された。
この日、議題に上がったのは、令和5年度南砺市一般会計補正予算(第6号)である。また、会議録署名議員の指名もあり、齋藤幸江議員、山田清志議員、中段晴伸議員の3名が選出された。
田中幹夫市長は、7月12日から13日にかけて発生した豪雨災害の影響を受け、迅速な対応が必要であると強調した。市長は今回の補正予算における取り組みについて詳しく説明した。
補正予算には、農地や農業用施設、市道、林道、急傾斜地崩壊箇所などにかかる災害復旧事業が含まれている。具体的な金額として農業施設関連に1億4,547万円、市道関連に6,520万円、さらには市営住宅に770万円が計上されており、総額は2億1,837万円に上るとした。
また、予算を全額財政調整基金で賄うことを明らかにし、議員に理解を求めた。提案理由により、質疑において異議はなく、予算は原案の通り可決された。
会議では、今後の休会についても討議され、8月5日から29日までの約25日間の休会が決定した。また、市長は、復旧作業の進捗状況についても言及した。
田中市長は、具体的には「砂子谷の土砂崩れについては来週から撤去作業を始める予定である」と述べ、スピード感を持った復旧に向けて取り組む姿勢を示した。
最後に、市長は「皆様のご理解とご指導を賜りたい」との感謝の意を表し、会議を締めくくった。会議は午前11時7分に散会した。