令和4年5月9日に南砺市議会が開かれ、複数の議案が審議された。
主な内容は、令和4年度南砺市一般会計補正予算及び南砺市ふれあい温泉センター「ゆ~楽」の指定管理者についてであった。
市長の田中幹夫氏は、最近の観光状況や祭りの再開に触れ、「にぎわいを取り戻しつつある」と述べた。
市内での観光客の増加が見られる中、観光と地域振興が重要なテーマとして浮上していると指摘。
また、議案第55号に関連して、市長は中央図書館の空調設備の更新に533万5,000円の補正予算が必要であると説明し、予算の累計が325億6,510万1,000円に達したことが伝えられた。
議案第56号では、スキー場用の圧雪車の購入について、予算4,070万円を求める議案が提示され、同議案も賛成多数で可決された。
さらに、議案第57号では南砺市の指定管理者として小谷企画株式会社を選定。それによって、「ゆ~楽」の運営が地域に根差したものになることが期待されている。
市長は、地域の運営体制により雇用の場の創出や地域資源の活用の範囲が広がると強調した。
質疑は行われず、議案は全て原案通りに可決され、田中市長からは早期の工事進行に向けた努力が伝えられた。