令和2年4月24日、南砺市議会では臨時会が開かれ、重要な議案が審議された。
会期は1日間と決定され、議案第59号と第60号を含む各議案が一括して審議対象となった。田中幹夫市長は、新型コロナウイルス感染症に関する厳しい状況について述べ、経済対策について強調した。
市長は、富山県内での感染者が増加していることを挙げ、新型コロナウイルスの影響が地域経済にも及んでいると述べた。特に、小中学校の臨時休校や公共施設の休館により、家庭への影響が大きいことを指摘した。
具体的な経済対策案として、補正予算を通じてマスクや消毒薬などの購入費用を確保し、地域経済の支援を図る意向を示した。議案第59号では、支援策として
地元企業への交付金や、子育て世帯への商品券支給が盛り込まれ、合計で6,738万7,000円の予算が計上される見込みである。
また、議案第60号においては、医療用消耗品の購入費216万円、さらに医療機器の購入費1,307万4,000円を計上している。これにより、南砺市の病院事業の基盤を強化する狙いがあるとされている。
議会は質疑なしで、本案を全て可決し、迅速な対応が期待されている。市長は住民への支援策を急いで進めていく所存を表明した。
市長は、今後も国の補正予算に基づく支援が続くことに触れ、特に特別定額給付金や新型コロナウイルスによる影響に対して、必要な措置を講じていくと約束した。さらなる支援が必要な地域経済に対し、二次、三次の支援策も計画中である。
本臨時会は、南砺市の未来を見据えた重要な会合であり、出席した議員や関係者の貴重な協力が、円滑な運営につながったと述べられている。