南砺市の令和5年12月議会が開催され、議会では多くの議案が提案された。市長の田中幹夫氏は、人口減少を最重要課題に掲げ、様々な施策を進める方針を明示した。特に、若者の流出問題に注目し、婚活支援や就業環境の改善に力を入れている。議員からの具体的な質問に対しては、様々な意見や要望が提起された。
つい最近、南砺市では、人口を増加させるための施策が評価されている一方で、若い女性の社会流出が顕著であり、その対策が急務であると指摘されている。特に女性の転出が目立つ現状を踏まえ、婚活事業の強化に取り組むほか、若者に選ばれる企業づくりを推進している。市長は「若者の目線に立った施策が重要です」と強調した。
また、自然災害への対策も重要なテーマである。令和5年7月に発生した豪雨災害については、その後の復旧状況が報告され、被災箇所246か所、復旧費約6億9,900万円が見込まれている。特に市民生活に直結する罹災証明書や支援金の発行が迅速に行われる必要があるとし、実行に移されているとのことだ。
豪雨災害の教訓から、自主防災組織の重要性も再認識されており、地域の安否確認の方法を整備する必要があると市は考えている。特に高齢者や障害者へのケアも大切で、これを受けた具体策として情報伝達手段の改善が求められている。