令和3年3月会議が令和3年3月23日に開催され、様々な議案が審議された。
この日程では、合計で49件の議案が議題となった。最も注目を集めたのは、令和3年度南砺市一般会計予算、各特別会計予算などだ。
まず、令和3年度南砺市一般会計予算に関して、決算予算特別委員会の片岸 博議員が報告を行った。「今後のコロナ対策を含む施策を進めていくために、経済活性化の手段を検討する必要がある。」と強調した。特に、若者の雇用創出と地方創生への取り組みが必要とされている。前年度予算に続く施策に期待が寄せられる。
次に、南砺市のバス事業特別会計予算についても報告がなされた。中島 洋三議員は、利用者数が減少している状況に触れ、「観光客の回復に向けた新たなサービスの模索が求められる」と述べ、今後の利用促進策が重要であると指摘した。
また、地域の住民や議員からは、国民健康保険など市民の健康を守る施策の充実が求められた。特に、機関の連携による医療体制の強化や適時な資源投入が期待されている。
さらに、議案第18号の令和2年度一般会計補正予算についても意見が交わされた。この補正予算は、主にコロナによる影響を受けた医療機関などへの支援策が含まれており、重要な案件とされている。
多くの議案が一括で審査されたが、各議員からの質疑や討論では、住民の生活支援や地域の活性化に向けた具体的な方策が求められた。「市民の暮らしに寄り添う予算編成が不可欠である」との意見が多数を占めた。議論の結果、全会一致で多くの議案が可決され、この日の会議は円滑に終了した。