令和4年4月第2回会議が開かれた。この会議では、補正予算に関する重要な議案が議論される。特に、令和4年度南砺市一般会計および介護事業特別会計の補正予算が取り上げられた。
田中幹夫市長は、強風による被害を受けた南砺市の状況を説明した。先月26日の暴風で、最大瞬間風速が25.8mに達したとのこと。人的被害として、転倒による軽傷6件や、住宅被害が報告されている。
市長は、公共施設においても44箇所で5,000万円を超える被害が生じたことを明らかにした。補正予算にはこの修繕に関する費用が計上されている。市民協働部長の市川孝弘氏は、早急な対応を約束した。
新型コロナウイルスのワクチン接種について、田中市長は順調に進んでいると述べた。現在、南砺市民の66%が3回目の接種を終えており、特に65歳以上の高齢者の接種率は90%を超える。市長は若年層の接種促進を訴えた。
議案第53号について、田中市長は詳細を説明した。補正予算では、強風被害や老朽化に伴う施設修繕費用を中心に、様々な事業を計上している。特に有機農業推進事業や、世界遺産集落の保存事業においても予算が組まれた。市長は、文化芸術に関する事業も積極的に展開する意向を示した。
会議では、議案が常任委員会に付託されることが決定された。議長の蓮沼晃一議員は、次回の本会議を4月22日午前9時30分に再開することを告知し、散会を宣告した。議会は、今後とも市民のニーズに応える予算執行を見据え、日程が進められる。